「よく見る」 vs. 「よく見える」:パソコン操作の「2つの視点」

パソコンスキルで重要な視力として、「よく見る」力と、「よく見える」力があります。


1. 「よく見る」力

「よく見る」力は、特定のポイントに焦点を当てる能力です。

エクセル作業時であれば、数式の中の文字列が正確であるかをチェックしたり、正確にマウスでセルをクリックするときに必要です。
メールの読解時であれば、個々の段落や文節に的確に目を通すときに使用されます。

「見るぞ」と意識し、しっかり見るという感じです。

このとき、目だけでなく、身体全体に緊張が走ります。
目、首、肩の痛みにつながるのは、こういう緊張です。また、意識も緊張するので、頭も疲れます。


2. 「よく見える」力

全体を一覧し、大局的な視点で物事を捉える能力です。

エクセル作業時であれば、表のデータをざっと見て、異常値や不整合がないかを感じ取るときに使用します。
メールの読解時であれば、メール全体の流れや構造をサッとつかむときに役立ちます。

「見ようとする」というより、「勝手に目に入ってくる」という感じです。

このとき、目も含めて、身体全体は弛緩しています。
目、首、肩の痛みをゆるめてくれるのは、この弛緩です。また、意識も弛緩するので、こういう状態のときは、頭もそれほど疲れません。


「よく見る」だけでなく、「よく見える」目の使い方も必要に応じて使い分けられるようになると、パソコン仕事での身体の疲労はかなり軽減されます。


この「よく見える」力を高めるための一つの方法が、ショートカットの習得です。

パソコン操作のほとんどをショートカットキーでできるようになると、画面をじっと凝視することなく、ぼんやりと全体を捉えながら操作ができます。
「キーボードの上に置いた手が勝手に動いている感覚だけに身を委ねつつ、パソコン画面上でどんどん状況が変わっているのを、ぼーっと見ているだけ」という感じです。

このとき、「勝手に目に入ってくる」状況変化をただ追うだけで仕事が終わるようになります。

あなたがタイピングしているときの目の使い方はどうでしょうか。
「よく見る」力を使って凝視していますか。それとも、「よく見える」力を使って、ぼーっと俯瞰していますか。

もし「俯瞰している」ということであれば、「ショートカットを習得すると、パソコン操作中ほぼずっとその感覚でいられるようになります」とお伝えすると、この話はさらにピンと来るかもしれません。

もしも「タイピングにも一苦労」という状態に戻ってしまったとしたら、ちょっとした文章を書くときでも、いちいちキーボードを見たり画面を見たりとして、そのたびに目を使って疲れてしまいますね。

凝視しなくてはならないものがたくさん発生してしまいます。
「タッチタイピング」ができるようになったからこそ、タイピング中の目にかかる負荷は軽減されて、画面はぼーっと俯瞰しているだけでもスラスラと文字入力できるようになれたわけです。

「ショートカットを使いこなせる人」からみた「ショートカットを使いこなせない人」というのは、「タッチタイピングをできる人」からみた「タッチタイピングをできない人」くらいに違います。
  • あなたがタイピングしているときの目の使い方はどうでしょうか。
    「よく見る」力を使って凝視していますか。それとも、「よく見える」力を使って、ぼーっと俯瞰していますか。
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