「休む」とは

「休む」とは、物ごとと適切な距離を置き、一時的にでも役割を解除することです。

代わりの役割を負ったなら、そのとき、人は、休んでいるとは言えません。

たとえば、会社の休み時間に、誰かのために予定をこなしていたとしたら、その時間は、「別のこと」をしていたというだけで、「休んでいた」ということではありません。

「自分のために予定をこなす」とかでもそうです。
「昼休みに、コンビニに行って、ついでに○○をしなくてはならない」とかですね。
「昼休みを使って、勉強しなければならない」、「ネットゲームをしなければならない」といったものも、「自分のために予定をこなす」のひとつです。

休んだかどうかは、「休み時間」が終わったあとの自分の心身の調子で分かります。
「休む」前よりも、心が静まっているかどうかを観察してみましょう。

もっとも、心が静まったままでも、「心身が勝手にやってしまうこと」もあります。
これは、心身に任せていたほうがより休めます。

「すっかり心静かにしていたら、身体が勝手に動いて、気がついたら、日向ぼっこをしに外に出ていた」とか、「お気に入りの場所にいた」とか、そういうものですね。

「役割」としてそれをしているかどうかがポイントです。

とはいえ、「休まなければならないから、日向ぼっこをしに外に出でなけばならない」だと「役割」です。
  • もし今可能であるならば、2分ほどかけて、自分の心身に起きていることにゆっくり気づいてみましょう。
    今は難しいようでしたら、あとで思い出したときに試してみてください。

    そのとき、「役割」をこなそうとしている自分を見つけたならば、「役割」を見つける都度、その「役割」のスイッチオフにしていってみてください。
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