量量転化、量質転化、質量転化、質質転化
◯段階1: 量量転化
◯段階2: 量質転化
◯段階3: 質量転化
◯段階4: 質質転化
以下に、各段階の詳細を述べます。
◯段階1: 量量転化
「量をこなすことで、より量をこなせるようになる」という段階です。
この段階では、頭脳的というより、身体的なトレーニングが重要です。
思考がおいつかなくても、くり返し練習して、手順を手に入れることが大切です。
エクセルマクロなどでのプログラミングであれば、この段階で大切なのは、理解できなくても、操作をくりかえすことです。
ただし、過度のボリュームにならない範囲で。
◯段階2: 量質転化
「量をこなすことで、質が向上する」という段階です。
ある程度量をこなすと、身体的にミスが減り、思考に余裕がでてきます。
そうすると、自分がくり返し行っていることが何なのかを観察しながらトレーニングを行うだけの余裕がでてきます。
脳内に地図ができあがり、くり返しごとに、得られた手順への理解のその精度が高まっていきます。
「より良い、効率的な方法は?」等と考える余裕がでてきます。
エクセルマクロなどでのプログラミングであれば、この段階で大切なのは、操作を行っているときに画面上に(あるいは自分の意識内に)生じるものを観察し、疑問をつぶしながらくり返すことです。
気づき、そして、意識的に選択しましょう。
◯段階3: 質量転化
「質の向上が、量という成果になる」という段階です。
手作業て3日がかりの仕事が、「エクセルマクロ」という、質の違う方法によって3分で終わる仕事にするといったことです。
◯段階4: 質質転化
「質的な変容が、他者や組織に影響を与える」という段階です。
たとえば、あなたのITスキルの高まりに影響を受けて周囲の人も勉強しだしたりします。
あなたが周囲の人に教える立場になることもあるでしょう。
よりITの本質に近い技術を持っているあなたには、社内の重要な意思決定者からの相談もくるようになります。
- あなた自身が有しているスキルについて、評価してみてください。
様々なスキルがあるでしょう。それぞれ、量量転化、量質転化、質量転化、質質転化のどの段階にありますか。
そして、周囲の人のスキルについて評価してみてください。
その人にアドバイスできるとしたら、どんなことを伝えますか。
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2024年05月13日 10:21
小川慶一さん
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